- レカンフラワーの作り方
- アントシアニン, カーネーション, ガーベラ, キク, コーティング, コスモス, テーマ, ひまわり, ヒヤシンス, 押し花, 緑色の花, 色が変わる, 花の乾燥方法, 花選び, 薔薇, 赤色の花, 額, 黄色の花
庭で咲いたバラやチューリップ、お祝いのフラワーアレンジメントや胡蝶蘭まで、植物に適した方法で乾燥させれば、ほとんどのお花が加工可能です。
植物は「種」→「新芽」→「葉」→「花」と成長しますが、レカンフラワーはその時々の美しさを表情豊かに乾燥させることができます。植物の成長行程を順を追って作画デザインしていくのもいいアイデアです。
Contents
レカンフラワーを作る乾燥方法
リアル乾燥
ジュエルサンドという専用の砂に埋めて制作する方法を「リアル乾燥」といいます。
生花がそのままの形で縮んだりしわになることもなく乾燥花になります。花を選ぶときは、バラの場合5分~7分咲きの花を使用して、ジュエルサンドを花びらの間に丁寧に入れます。
どのような仕上がりにしたいか?つぼみも表現できるし、満開状態にもできます。それを自分で調整して乾燥させます。
生花の水分をジュエルサンドが吸着するため、色は生花で見ているより少し濃く仕上がりますが、シワも出来ず、生花の時と大差なく乾燥花が出来上がります。
リキッド乾燥
ドライフラワーが流行っていますが、レカンフラワーではアルコールをつかってドライフラワーをつくることが出来ます。動画で紹介しますね。
波紋乾燥
自然乾燥とシリカゲル乾燥の違い
花の乾燥後に見られる花色の変化
植物の持つ特徴で、「黄色」と「緑色」は色が変わりやすいです。
黄色は、ひまわりや黄色のガーベラ、マーガレット、コスモス、ビオラ、パンジー、薔薇などがあります。緑は葉っぱです。
どちらも、紫外線の影響で色が抜けやすい傾向があります。その為、事前に「黄花処理」「緑補色処理」という科学の力で色素を変化させて変色を防ぐことができます。乾燥させてすぐは色が変わっていなくても、変わると予想されるお花には処理をしておくと、密封してからの色の変化の差が歴然です。
また、赤い花は赤い色素(アントシアニン)を含んでいるため、乾燥させると青黒く変色するものがあります。黒っぽくなってしまった花は赤花処理をすることで、元の色に近く戻すことができます。
植物の性質でどうしても色の変わる花
□ 白色は、クリーム色になります。
□ 赤色は、濃く(黒っぽく)仕上がる傾向があります。
□ ピンク色は、色が濃く仕上がる傾向があります。
□ 青色は、色が濃く(青黒く)仕上がる傾向があります。
□ 紫色は、色が濃く(青黒く)仕上がる傾向があります。
□ 黄色は、生花時より色が若干濃くなりますが、他の花色に比べて、時間の経過とともに退色する傾向があります。
□ オレンジ色は、生花時より色が若干濃くなりますが、他の花色に比べて、時間の経過とともに退色する傾向があります。
□ 緑(葉)は、時間の経過とともに、退色する傾向があります。
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レカンフラワー向きな花
常温サンドドライで乾燥させるのが向いています。サンドイッチドライや押し花にしても綺麗に出来ますよ。
どの方法でも綺麗に出来る花や植物を紹介します。デザインする前には各花に応じたコーティングをしてから使用してください。
薔薇、チューリップ、ひまわり、ムギセンノウ、さくら、ヤグルマギク、ユーチャリス、ラクスパー、ラナンキュラス、ラベンダー、デンファレ、リモニウム、リューカデンドロン、リューココルネ、リンドウ、ルピナス、ルリタマアザミ、カンガルーポー、レオノチス・レオヌルス、ローダンセ、アガパンサス、マリーゴールド、いちご、ポピー、ベロニカ、ベルペロネ、フリージア、ブルースター、ホワイトスター、カーネーション、フランネルフラワー、パンジー、ビオラ、紫陽花、バイモ、トルコギキョウ、デルフィニウム、椿、千日紅、金魚草、スターチス、ストロベリーキャンドル、ストック、スイートピー、水仙、シュウメイギク、芍薬、サンダーソニア、ケイトウ、クレマチス、クルクマ、クリスマスローズ、グリーンベル、グラジオラス、キンセンカ、カラー、ガーベラ、オダマキ、エリンジウム、アネモネ、アストランチア、アゲラタム、アイリス、他
レカンフラワー向きな葉や実
常温サンドドライで乾燥させるのが向いています。サンドイッチドライや押し花にしても綺麗に出来ますよ。
どの方法でも綺麗に出来る花や植物を紹介します。デザインする前には各花に応じたコーティングをしてから使用してください。
唐辛子、ビバーナム、ヒペリカム、稲、麦、アイビー、ルスカス、オリズルラン、ギボウシ、コキア、シロタエ菊、スマイラックス、スモークグラス、トクサ、ドラセナ、ゴッドセフィアナ、ナルコユリ、ハラン、ピットスポルム、ヒバ、フトイ、ブプレウルム、ベアグラス、ヘリクリサム、ユーカリ、利休草、リリオぺ、レザーファン、レモンリーフ、ロホミルタス、ワイヤープランツ、ブルニア、バーゼリア、他
押し花で作るのに向いている植物
レカンフラワーで押し花を作るには、サンドイッチドライを使用しましょう。押し花でつくるのに向いている花は押し花で作ります。デザインするときに向きや方向を気を付けて立体的にデザインします。
レースフラワー、忘れな草、バーベナ、アジアンタム、ソリダコ、かすみ草 他
花びら薄くてが取り扱い注意な花
レカンフラワーで乾燥花にすることが出来ますが、割れやすい花です。取り出しには注意して、保管や作業する際にも気を付けましょう。出来ない訳ではありません。またウォーターボンドコーティングする方法もあります。記念のお花などどうしても乾燥して残したい時、ありますよね。ぜひチャレンジしてくださいね。
ネリネ、フランネルフラワー、ニゲラ、ヒヤシンス、アサガオ、アルストロメリア、彼岸花、リコリス、リナリア
レカンフラワーになるが、こわれやすいもの
レカンフラワーにすることができますが、壊れやすい植物です。乾燥出来ないわけではありません。コーティングしたり、工夫次第で使えます。ぜひチャレンジしてみてください。
アスチルベ、アリウム、イブニングスター、エレムルス、オーニソガラム、トラノオ、オミナエシ、カスミソウ、カンガルーポー、ギリア、クサレダマ、クジャクソウ、クリスマスブッシュ、ケマンソウ、ライラック、コデマリ、サポナリア、サワギキョウ、シオン、シラー、ジンジャー、スモークツリー、ソリダコ、ツルバキア、ビバーナム、ピンクッション、ブローディア、ブルビネラ、ベロニカ、ボロニア、ミモザアカシア、ミヤコワスレ、ムスカリ、ユーコミス、ユーフォルビア、ユキヤナギ、ライスフラワー、ライラック、ワレモコウ、アワ、ラグラス、アルケミラモリス、アスパラガス、ミリオクラダス、レースフラワー、他
乾燥すると花びらが外れやすいもの
レカンフラワーにすることが出来ますが、花びらが外れやすい花や植物を紹介します。コーティングしたり補強することによって使えます。
桜、ガーベラ、ひまわり、コスモス、薔薇、スカビオサ、アスター、菊、ダリア、ディモルフォセカ、ヘレニウム、マーガレット、マトリカリア、モモ
乾燥させることができない植物
皮の柔らかい実・割れやすい実・プルメリア・多肉植物:セダム・ポトスなど・ハーブ系ゼラニウム、トーチジンジャー、スグリ、水分の多い果物、他
壊れやすい植物のコーティング方法
壊れやすい植物もコーティングすれば使用することができます。その場合は、ナチュラルコートでコーティングしましょう。コーティング方法には「全コーティング」、「部分コーティング」、「刷毛で塗るコーティング」、「ウォターボンドでコーティング」があります。
花びらが薄いものや、白い花は全コーティングに適していません。裏側から、適所を部分的にコーティングして補強しましょう。ボタニックボンドを多用するのは望ましくありません。危ない部分を少し補強したい場合のみにしてください。そして、乾いてから密封しましょう。乾いていない状態で密封すると、額内部と外の気圧の変化により、衝撃でガラスが割れやすくなります。ボタニックボンドをよく使う方は、自分の作画方法を見直してください。
花びらの薄い花や、壊れやすい花はウォターボンドコーティングが適しています。生花の状態で塗布して、ボンドを乾かしてから花を乾燥させましょう。
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