レカンフラワーでプロポーズの花束、結婚式のウェディングブーケ、お祝い、プレゼントなど大切な時間のお花に枯れない魔法をかけます。

レカンフラワーに興味のある人に気軽に体験してもらえる「体験レッスン」はとても大事です。
しかし、講師のよくある悩みは、「体験レッスンは集まるのに体験だけで終わることが多い」ということです。体験レッスンから成約率85％のプロ講師が、どうしたら体験レッスンから資格コースや次のコースに進んでもらえるのか、ポイントをお伝えします。

体験レッスンをする目的は何？

体験レッスンの目的は何ですか？教室の事を知ってもらう。楽しく過ごしてもらう。資格コースに入ってもらう。
販売品を買ってもらう。友達に紹介してもらう。次のイベントレッスンにも来てもらう。ブログの読者になってもらう。ＬＩＮＥ公式の会員になってもらう。教えた経験が少ないから教えることに慣れるため。など…。ゴールはさまざまだと思います。

私なら、資格コースに入ってもらえるのが一番のゴールです。それが体験者の希望と違うなら、何が目的で来たのか訊いてみます。
それを聞いてから、私に出来ることで体験者の目的に合うメニューを提案します。
例えば色んな体験を好きなタイミングでしたい人には、次のイベントレッスンをオススメします。

体験レッスンの金額設定

体験レッスンでも、普通のレッスンでも講師の労力は同じです。
なので体験レッスンだからと安い金額でしていると、人は集まるのに自分は疲れる。という悪循環になります。
それでも今は人集めの時期だからと割り切ってやる時期もあるかと思いますが、自分の貴重な時間を割く対価として、何か得るものがあるといいですよね。
体験価格は、人数で変えています。マンツーマンとグループの受講でも変えますし、15名以上ならアシスタントを同伴させるからアシスタント料を別途頂きます。3人でも5人でも準備は変わらないので、値段を下げて人数が集まる方を優先させます。

レッスン準備に8割の力をかける

体験レッスンは準備ですべてが決まります。
準備が完璧なら、当日は会場に居るだけでもいいかもしれません。
体験レッスンの計画は半年前から行います。そして、集客したい３か月前までにサンプルとチラシを作ります。締め切り日までは、ＳＮＳや紙チラシで告知を積極的に行います。
教材発注は余裕をもって行います。ギリギリまで募集して、発注を掛けたら欠品していた！ということもあります。
募集を掛けたら何としても行わないと信用がなくなってしまいます。お友だちなら何とかなるかもしれませんが、初対面の生徒さんなら確実に逃してしまいますね。
体験レッスンの教材の在庫を抱えるのは仕方ないと思います。それより、足りない！当日増えた！という非常事態にも対応出来たほうが自分が安心しますから、そのような不測の事態を想定して準備をします。

空間を清めて迎え入れる

生け花をしていた時、お茶会の前には、「掃き清める、炊き清める」と教えられました。隅々まで掃除の行き届いた空間は、居心地がいいですね。普段の掃除では見過ごしている場所が、他人から見たら目立つ場所だった。という事もあります。慣れというのは怖いですね。清潔感はすごく大切です。
私の教室では、教室を10のパートに分けて2週間掛けて掃除をする。という掃除を実施しています。1日の掃除時間は20分程です。
これをしておけば忙しいから掃除をしないとか、いつも同じところしか掃除しない。という状況にはなりません。掃除をしていない場所こそ、お客様には掃除をしてないことがバレバレなのです。

心地のいい香り空間作りをしよう

掃除が終わったらアロマのエアフレッシュナーをしています。
レッスンの際は集中力を高めるオレンジの香りです。不純物の入っていないオレンジから作られているオレンジオイルなので、講師もリラックスした気持ちになります。
私のお店は、生花を扱っていません。店頭にはプリザーブドフラワーとアーティフィシャルフラワーを販売しています。
残念ながら、そこから香りはしません。でもお店に入った瞬間にいい香りがすると、お客さんは「いい香り～」と花をクンクンしてくれます。
香りもとても大切ですね。
そして音楽は、ヒーリングミュージックや、クラシック音楽、ボサノバ、ジャズなどを流しています。お花とよく合います。

お勧めするコースを想定しておく

体験レッスンは、その1回で終わりではなく、次につなげるために特別価格で受講できます。
勧めることに罪悪感のある方もいらっしゃいます。私もそんな時がありました。
エステなどで嫌な経験があったからですが、勧めるというのは講師の大事な仕事です。楽しければ、またやりたい！と思って頂けます。

体験したその日に予約してくれたら特典を用意したり、それが無理なら後日アプローチできるように連絡先を聞きます。
ＬＩＮＥ公式という便利な方法もあります。グリーンルームではLINE@公式ブログで紹介されたり、「コストゼロでもできる！ＬＩＮＥ公式集客・販促ガイド」松浦法子著にも紹介されました。全国書店で販売していますのでぜひ参考にご覧下さい。

体験レッスンの感想を聞く方法

トラコレというサイトで、体験レッスンの集客をしていたことがあります。
お試し価格で体験が出来る代わりに、受講者は、感想を詳しくレポートしなければいけないというものです。
当初駅から徒歩５分のマンション3階で教えていたので、階段で３階まで登っていくということで場所のマイナス部分がどうなるのか、体験レッスンに不安がありました。自己流の体験レッスンのやり方でいいのか、だれかが教えてくれるわけではないので、体験者から感想をもらうということはとても大事な事でした。
その時のレポートで、「先生の声かけが少なかった。」「先生が他ごとをやっていた。」という意見がありました。
確かに、ジッと見ているのもやりにくかと思い、他ごとをやっていました。その都度生徒の気持ちになって一つ一つ直していきました。
階段しかないマンション３階なのに意外にもそのことに触れる人は少なかったです。

体験レッスンからの入会に伸び悩んでいる方やもっと集客をしたい人には、このような方法もおススメします。

カルチャースクールで体験講座をする方法

カルチャースクールでは、新しいネタを探しているので、企画書を持って行くと意外に通ります。
しかしカルチャースクールは企画書は８か月以上前からアプローチしていないといけません。社会的地位に就くため制約が多いですが、講師の負担はゼロで１００万部以上のチラシに掲載してもらえます。
個人でやろうと思ったらすごくお金が掛かる事をカルチャースクールが代行してくれるのです。その分、講師への給与は少ないですが、集客や受付、集金まですべて代行して下さいます。

体験レッスンのネタ、金額、時期により集客が変わりますが、カルチャースクールでやるには最低開催人数が決まっています。交通費や材料費が赤字にならない程度に考えて企画を練る必要があります。