- レカンフラワーの作り方
- くすんだ色, 季節感, 額

レカンフラワーを学び始めると「どうやったら作品がまとまるのか」「センス良く仕上げるには何を意識したらいいのか」と迷うことが多いと思います。ここでは、生徒さんに向けて、レカンフラワー作画の基本の流れや花選びのポイント、色やフレームの関係性などを分かりやすくまとめてみました。練習を重ねることで必ず上達していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
Contents
作品づくりの基本ステップ
① テーマを考える
作品の雰囲気を大きく左右するのがテーマです。「可憐」「ナチュラル」「華やか」「クラシカル」など、まずは作品に込めたいイメージを決めるところから始めましょう。
② フレームを選ぶ
テーマに合ったフレーム(額)を決めます。豪華な作品なら奥行きのあるフレームを、ナチュラルな作品なら木目調や浅いタイプを選ぶとまとまりやすいです。
③ メインになる花を決める
中心となる花は「マスフラワー」と呼ばれます。薔薇やカーネーション、紫陽花、ひまわり、芍薬など、丸みを帯びた大きな花が代表的です。傷のない、美しい花を選びましょう。
④ 背景や素材を整える
花に合わせて中マットや背景布、アクセントになる副素材を準備します。ここで全体の世界観が大きく決まります。
⑤ 添え花や葉を選ぶ
メインフラワーを引き立てるために、同等レベルの小花や葉を合わせます。色や形にリズムを持たせると、全体が調和しやすいです。
フレームと花選びの関係性
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豪華なフレーム → 華やかで大輪の花(薔薇・芍薬など)
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ナチュラルなフレーム → 庭の花や可憐な小花(マーガレット・野草など)
花とフレーム、マットや背景布が統一されていると、作品の完成度がぐっと高まります。迷うときは、センスの良い花屋さんで花束を購入し、その中の組み合わせを参考にすると安心です。
思い通りの色にならなかったとき
レカンフラワーは乾燥過程で色味が変化します。生花よりも濃く仕上がることが多いですが、鮮度が悪い花だとくすみが出やすくなります。ただ、仕上がった色味が美しければ十分使えます。あまり気負わず、まずは色々な花で挑戦してみることが上達の近道です。
くすんだ色を活かすデザイン
一見すると使いづらいくすんだ色合いの花も、背景や組み合わせ次第でぐっと魅力が増します。シャビーシックな世界観を作る、あるいは反対色を合わせて引き立てる方法があります。料理で「赤身肉の下に緑の葉を敷く」と美味しそうに見えるように、花も配色で見え方が変わるのです。
レカンフラワーは長く残るからこそ慎重に
レカンフラワー作品は、数年から10年以上保つことができます。だからこそ「額に入れる価値がある花かどうか」を考えることも大切です。枯れてしまう生花なら気軽に使えますが、長く残す作品には、納得のいく花を選びたいですね。経験が浅いうちは無理に難しい素材を使わず、技術が追いついてから挑戦してみるのもおすすめです。
まとめ|練習が自信につながる
レカンフラワー作画を上手に仕上げるには、テーマ設定、フレーム選び、花選び、背景の工夫が大切です。色や形が思い通りにならなくても、その経験が必ず次の作品に活かされます。
生徒さん一人ひとりの感性で作る作品には、必ずその人らしさが表れます。焦らず、たくさんの花に触れて、ぜひ自分だけの世界観を作っていただければと思います。
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