
結婚式で手にしたブーケ。それは一生に一度の特別な瞬間を象徴する大切なアイテムです。しかし、披露宴や二次会が終わると、その美しい花束は急速にしおれていきます。「どうにかして残したい」と思っている方も多いのではないでしょうか?
ここでは、自分でブーケを残す10の方法を、専門店の知識を交えながらご紹介します。ロマンチックな保存法から、実用的なケア方法まで幅広くまとめました。ぜひ参考にしてください。
Contents
ブーケの花を地植えして育てる
植物の中には、ブーケに使われても再び根付いて育つ種類があります。特にアイビーやヘデラは生命力が強く、庭やプランターに植えれば育つ可能性があります。結婚式後の疲れで花のケアを忘れてしまっても、バケツの水に浸してあげると元気を取り戻すことも。
クラッチブーケなら、紐を解いて枯れた花を取り除き、生きている茎を水揚げして再度花瓶に飾りましょう。
バラ風呂にして楽しむ
花の命が短いなら、その美しさを思い切り楽しむ方法もあります。代表的なのが「バラ風呂」。花をお湯に浮かべれば、見た目も香りも贅沢なリラックスタイムに。さらに“湯上げ”という手法を用いると、ぐったりした花も再び元気を取り戻します。
バラの香りはストレス軽減効果があるとも言われています。疲労や不安を和らげ、ポジティブな気持ちを呼び戻してくれるのです。
押し花にする
押し花は、花を平面に保存するクラシックな方法です。やり方は大きく分けて2種類。
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雑誌や新聞紙に挟むシンプルな方法(簡単、薄い花がおすすめ)
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専用の押し花キットを使う方法(美しく仕上がるが道具が必要)
ドライフラワーにする
最も人気のある方法のひとつがドライフラワー。タッパーとシリカゲルを使って乾燥させます。鮮度が命なので、結婚式当日か翌日までに加工するのがポイント。
赤い花は黒っぽくなりやすいので注意が必要です。作業中は粉を吸わないよう、手袋やマスクをつけて安全に行いましょう。
ワイヤリングでドライフラワーを作る
花一本一本にワイヤーを通して吊るす「ワイヤリング法」もあります。乾燥した季節に向いており、半年程度は楽しめます。
ハーバリウムにする
ドライや押し花にした後、透明なオイルに浸して瓶に閉じ込める「ハーバリウム」。インテリアとしても人気で、光に透ける花の美しさは格別です。オイルは専用のものが市販されています。
UVレジンでアクセサリーにする
小さな花をドライフラワーにしてUVレジンで固めれば、ピアスやネックレス、指輪などのアクセサリーに。常に身につけられる形で残せるのが魅力です。
リースにアレンジする
一度ドライフラワーにした花を、リース台にアレンジして飾る方法。初心者は100円ショップのリース台とグルーガンが便利です。お部屋をナチュラルに彩ってくれます。
リースにアレンジする方法
- まず1輪ずつドライフラワーにします。ドライフラワーを作るときは乾燥した季節が適しています。
- リースを作ったことのない初心者の方には、リース台があると便利です。100円ショップにも売っています。ブーケの花をリース台へアレンジします。貼るときは、グルーガンがあると便利です。
ドライフラワーにして半年ほど楽しめます。
キーホルダーに閉じ込める
カプセルやレジンを使えば、コロンと可愛いキーホルダーに変身。ラインストーン入りのカプセルやドーム型のケースを使うと華やかさも増します。バッグや鍵に付けて、いつでも持ち歩ける思い出に。
プロに任せて半永久的に保存
最も確実で美しい保存方法は、専門店に依頼すること。押し花や立体レカンフラワーとして額装すれば、半永久的にその日の花を残すことができます。特許技法を持つ職人が加工するため、色や形も美しく保存され、インテリアとしても長く楽しめます。
自分でやる場合の注意点
インターネットの情報だけで挑戦すると、成功率はせいぜい10%程度。特に挙式後のブーケは傷んでいることが多く、鮮度を保つのが難しいのです。加工の準備をしている間にも花はどんどん劣化します。
大切な花だからこそ、「どうしても残したい」と思うなら専門店に相談するのがベスト。プロなら鮮度を逃さず、失敗なく加工してくれます。
まとめ
結婚式のブーケは、一瞬で終わるイベントを永遠の思い出に変える魔法のアイテムです。地植えや押し花、ドライフラワーなど自分で楽しむ方法もあれば、専門店に依頼して半永久的に残すという選択肢もあります。
どの方法を選んでも大切なのは、「気持ちを込めて残すこと」。その花を見るたびに、あの日の誓いと感動がよみがえる──それこそがブーケ保存の本当の価値なのです。
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