結婚式ブーケ完全ガイド|花束との違い・人気デザイン5選・作り方の種類(クラッチ/ワイヤリング/ホルダー)と選び方

ラウンドブーケ花保存加工アトリエ由花

ブーケは単なる花束ではありません。
ドレス・ヘアメイク・会場演出と並ぶ、花嫁を引き立てる主役級アイテム。だからこそ基本を知ると、似合う一本に迷いません。本記事では、初心者が押さえるべき**「ブーケと花束の違い」から「人気デザイン」「作り方(技法)」「体型・季節・海外対応・節約術」**までをやさしく解説します。

ブーケの由来とストーリー(豆知識)

ブーケとは花嫁が持つ花束。語源はフランス語の bouquet(花束)です。

古い言い伝えでは、結婚を申し込む男性が道すがら野の花を摘み、女性に束ねて渡したのが始まり。女性がOKの返事として一輪を抜いて男性の胸元に挿したのが、ブートニアの由来とされています。素敵でしょ?


ブーケと花束の違い|意味は同じ、用途と仕立てが違う

  • 言葉の意味:フランス語の“ブーケ”=日本語の“花束”。語としては同じ。

  • 日本での使い分け(実務)

    • ブーケ花嫁が持つ前提で、ドレスや会場とトータルコーディネート。耐久・軽さ・動き・写真写りまで設計。

    • 花束…贈答用(送別・記念日など)。ラッピングが前提で、縦長で見栄え良く仕立てることが多い。

  • 現場での表現:「ブーケ風花束」「ラウンド風花束」など、花束でもブーケの形に寄せることがあります。

まとめ:意味は同じでも、目的(用途)と作り方の基準が違う。花嫁を最も美しく見せるための“楽器チューニング”がブーケです。

生花ブーケ名古屋アトリエ由花

人気のブーケデザインBEST5(初心者はここから)

1. ラウンドブーケ(定番・約6割が選ぶ)

半球状にコロンと丸い形。どんなドレス・和装にも合わせやすい万能型。花材・サイズの自由度が高く、初めての一本に最適。

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2. クラッチブーケ(ナチュラル派に)

茎を見せて束ねるタイプ。スパイラル(茎を斜めに回転させる組み方)で空気感と動きを出します。

  • ラフで自然体、写真映え◎

  • 取り扱い注意:使用前は花瓶で給水→使用時は茎の水分を拭き取り(ドレス汚れ防止)

  • 茎から樹液が出る品種もあるので、花材選定はプロに相談を。
    ラウンドブーケ花保存加工アトリエ由花

3. キャスケードブーケ(荘厳・エレガント)

“滝”のように下方へ流れるラインが特徴。大聖堂・大空間やチャペルに映えます。カサブランカやカラーなど、長いラインが出る花材と好相性。背が高い方に特におすすめ
キャスケードブーケ花保存加工アトリエ由花

4. ティアドロップブーケ(上品で可憐)

涙型(ドロップ型)。キャスケードより全長が短く軽やか小柄な方や可憐な雰囲気にフィット。挙式・披露宴どちらもOKの万能さ。

5. シャンペトルブーケ(今っぽい野の花調)

“田園風・野原風”のフランス語 champêtre 由来。計算されたラフさが魅力。足元はクラッチ同様スパイラル。ラフ=適当ではなく上級者設計なので、プロのセンスが光る分野です。
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ブーケの“作り方”の違い|ワイヤリング vs. ホルダー vs. クラッチ

① ワイヤリングブーケ(軽やか・可動性◎)
  • 手順:花材を一本ずつワイヤーで補強→テーピング→組み上げ

  • 強み:軽い/歩くと揺れる表情が出せる/繊細な形の再現性が高い

  • 難度:高(プロ技術)。制作は挙式時間から逆算して開花・保水をコントロール。価格は相応に上がります。

② ブーケホルダー(“ブライダルブーケ”と呼ばれることも)
  • 手順:**吸水性スポンジ(ホルダー)**に花を挿して作る

  • 強み初心者でも形が作りやすい/安定感

  • 注意:水を吸って重くなりやすい。ラウンドなどの丸形に最適

  • コスト:比較的リーズナブル(※“初心者でも可能”=まったくの未経験では難しいので要指導)。

③ クラッチ(ナチュラルステム)
  • 手順茎を残して束ねる(スパイラル)

  • 強みナチュラル・軽快・写真映え

  • 注意給水・水滴管理・樹液に注意。花材選びが肝。

どれが正解? → **ドレス・会場規模・花嫁の体格・好み・動き(入退場の歩幅や写真ポーズ)**でチョイス。迷ったら、ラウンド(ホルダー or ワイヤリング)+お色直しでクラッチという2本使いが王道です。


ドレスと体型に合わせた“似合わせ”のコツ

  • 背が高い・ロングトレーン:キャスケード/ティアドロップで縦のラインを強調

  • 小柄・可憐:ラウンド小ぶり/ティアドロップ短めで重心を上に

  • ふんわりドレス:ラウンドやティアドロップでボリュームを中~上へ

  • マタニティ:少し大きめで視線を胸~顔まわりに集める

  • 和装:ラウンド小ぶり/扇子ブーケなど余白重視で上品に
    ラウンドブーケ花保存加工アトリエ由花

“花を持つ高さ”(ウエストよりやや上)で印象が激変。レッスンでは立ち姿・所作練習まで行うと写真映えが段違いです。


季節と花選び|旬を味方にする

生花は旬が最も美しい&丈夫でコスパ◎。一般の感覚より市場旬は約2か月早いことが多い点も覚えておきましょう。

例)チューリップ:1月/桜:2月/バラ:5月(通年あるが、旬は“巻き”が美しい)

こだわりが強くなるほど調達難度↑=コスト↑。テーマだけ伝えて花材はプロに委ねると、仕上がりも価格もバランスが良くなります。


“白”は同じじゃない|上級者の色設計

白にも純白/オフホワイト/アイボリー/シャンパンなどトーン差があります。

ドレスの白に合わせるのが基本。同トーンで“明度差”を作ると立体感が出て写真で映えます。プリントやネットの色は差が出やすいので、可能なら実物確認を。

アフターブーケ保存加工名古屋

 

海外ウェディングで失敗しないポイント

  • 現地パッケージは定型が多い:こだわるなら事前リサーチ。

  • 言語不安がある場合アーティフィシャル(造花)やプリザの事前制作→持参がおすすめ。

  • メリット:移動に強い/帰国後も飾れる/光量の強い海外の写真でも色ブレしにくい。

  • 当校(アトリエ由花)でも対応可能:生花そっくりの自然な質感に仕立てます。


予算を賢く抑える3つの方法

  1. テーマ・形だけ指定して花材はお任せ

    例:「ラウンドで、白〜グリーン系」「10,000円で“ブーケ風花束”」など。1か月以上前に相談が吉。

  2. “ブーケ風花束”でオーダー

    用語が“ブーケ”だと上がることも。贈答花束をブーケ風に、と伝えるのは現実的。

  3. アーティフィシャル(造花)にする

    複数の本番(前撮り/挙式/披露宴/二次会)を一つで賄える。総額では安くなるケースも多い。

100円ショップ造花での自作はコスパ以上に“写真で差が出る”場合があるので、節約×満足の着地点をプロと一緒に探しましょう。


お店選び・発注のコツ(トラブル回避)

  • 写真が“資料画像”だけの店は要注意。**実制作の過去作(前後左右の写真)**を確認。

  • 即答“いくらです”だけで終わる店は避ける対話の質=当日の安心

  • ブーケと会場装花は、可能なら同一デザイナーへ(統一感/コスト最適化)。

  • 友人制作は“サブ”に。メインはプロ、友人はトス・二次会用などに回すと安全。
    アフターブーケ名古屋花屋アトリエ由花


アトリエ(教室)と花屋の違い

  • 花屋:店頭対応が強み。その場での相談・花材確認がしやすい。

  • アトリエ個別予約でじっくり打合せ依頼者のための仕入れ理想に近づきやすい(その分、単価は上がりやすい)。

アトリエ由花では、少人数(1〜3名)レッスンブーケ制作〜レカン保存まで横断的に学べます。学びながら自分の一本を作るのも人気。


よくある質問(初心者・レッスン生向け)

Q. 初めてならどの形が無難?

ラウンドが一番合わせやすく、所作も安定。お色直しでクラッチを使い分けるのも◎。

Q. ワイヤリングとホルダー、どちらが良い?

軽さ・揺れ・繊細さはワイヤリング、形の安定と価格はホルダー。ドレス・会場・撮影動線で最適解が変わります。

Q. 海外挙式で持ち運びは大丈夫?

アーティフィシャル/プリザなら安全。現地生花はトラブル回避のため早めに仕様確定を。

Q. 節約したいけど妥協はしたくない

テーマと形を決めて花材はお任せがベストバランス。**“ブーケ風花束”**の提案もぜひ。

レカンフラワーアフターブーケアトリエ由花名古屋


まとめ:あなたに似合う一本は、必ずある

  • ブーケ=花束だが、花嫁を最高に見せるための設計思想が異なる

  • 人気5型(ラウンド/クラッチ/キャスケード/ティアドロップ/シャンペトル)を知れば迷わない

  • 作り方(ワイヤリング/ホルダー/クラッチ)で軽さ・動き・価格が変わる

  • ドレス・体型・会場規模・季節・予算で“私の正解”を選ぼう

アトリエ由花では、レッスン生の“似合う一本”を一緒に設計します。所作・持ち方・写真映えまで丁寧にサポート。

「ラウンドを基礎に、前撮りはクラッチ、挙式はワイヤリング、披露宴はホルダー」など、ベストな組み合わせもご提案します。

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